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➢ 「地域医療」講義
3年次生の必修の講義である。県内の医療施設で地域医療に従事する4名の医師(診療所勤務1名、地域中核~中規模病院勤務3名)を講師に迎え、それぞれ「地域医療って楽しい?」「在宅医療の現状と課題」「地域に根差した医療の実践」「地域医療再生の取り組み」の4つのテーマで講義が行われる。講義についての感想の一部が以下の通りである。
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地域医療は地方における医療全般をさすものだと考えていたが、地方に限るものだけでなく、いわゆる都会でも見られるものだと分かった。 |
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医師に求められるのは完璧さではないけれども、あらゆることを受け入れて人を思いやれる寛容さかもしれないと思った。自分が医師を目指す原点や理想とする医師像について思いをはせられる時間であった。 |
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地域医療の対義語が何なのかと考えると、そこに当てはまる言葉はないと思った。以前だったら先端医療とか考えていたかもしれない。 |
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大病院で働くにせよ、地域の中小病院や診療所で働くにせよ、どんな形の医療であれ地域を見る(診る)という視点は必要であり、地域医療という枠組みは医療そのものなのではないかと感じた。 |
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➢ 「自主研究演習」
3年次生は、解剖学、生理学、薬理学、病理学など基礎医学の学習のほか、基礎ならびに臨床の研究室で個別に指導を受ける自主研究演習が必修となっている。地域医療推進学講座には毎年4名の3年次生が約2か月配属され、『地域の医療のニーズを知る』をテーマとした住民の皆さんとのグループワーク、住民の皆さんの関心があるテーマに関してのミニレクチャーからなる地域医療のフィールドワークと、診療所実習・中規模病院実習を行っている。以下に参加学生のレポートの一部を示す。 |
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治療だけでなく様々な問題を改善して行くためには、医学の知識以外に医療制度や他の職種の仕事内容など、幅広いことに関心を持っていなくてはならないのだと分かった。 |
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大学生活を送るなかであまり考える機会のなかった自分の理想の医師像について見つめ直すことができた。 |
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医師だけでなく、看護師、ケアマネージャー、介護士、患者さんや患者さんの家族など様々な立場の人から意見を聞くことができ連携の大切さを学ぶことができた。 |